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GOOD TO GREAT -就活、そして採用を科学する 最強就活.com-: 2009年3月アーカイブ



2009年3月アーカイブ



人生は公平ではない

本日配信されたプレジデントビジョン起業家物語(ページの下部)に当社の社長増永の言葉で、非常に大切だなと感じる部分があったので抜粋して紹介します。


私は以下のように思います。

「人生は公平ではない」

これが現実でしょう。公平でもなければ平等でもありません。そんな現実を直視しなければならないのです。不利な状況に追い込まれることがあります。失望や絶望を味わうことがあります。納得できる「理由」もなく、責任を追求できる相手もいない挫折を味わうことがあります。病気、大怪我、事故、愛する人に先立たれること、政治的な動きに絡んで職を失うことだってあるでしょう。

「違いをもたらすのは、困難にぶつかるかぶつからないかではない。人生のなかでかならずぶつかる困難にどう対応するかだ」ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則より引用)

よく「好きでもない仕事をやらされている」とか、「この環境が悪い」といって会社を辞めていく人がいます。社長ですら思い通りの仕事や好きな仕事だけをするなんてことは出来ないのに、従業員の中には現実社会を理解できない甘ったれた人間がたくさんいます。

私はそんな人たちにひと言いいたい。

「世界は、そして社会は、あなたを中心にまわっているんじゃない」

そんな簡単な真理も理解できない人間は、周りの多くの人を不幸にします。

大切なことは、与えられた環境で全力を尽くすこと。そして、直面する厳しい現実から逃げずに立ち向かうことです。その先に、素晴らしい世界が待っていることを信じて。

状況がどれほど厳しくても、自身の才能や自社の凡庸さがどれほど気の滅入るものであっても、生き残るだけではなく、偉大な企業になって圧倒的な力をもつようになるとの確信が揺らいではいけません。しかし、同時に、自分がおかれている現実のなかでもっとも厳しい事実を直視する姿勢を崩してはならないのです。ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則からは、そのような心構えや姿勢を学ぶことが出来ました。



与えられた環境でいかに振舞うか

この文章は、学生のみなさんには、少し厳しい意見かもしれません。私も学生時代にこの文章を読んでいたら、今ほど、この文章の意味を噛み締めることはできなかったと思います。

私が採用担当者として伝えたいことは、これから就活をするにあたって、ビジネスの楽しさももちろん知っていただきたいと思いますが、それ以上にビジネスの厳しさも、知ってもらいたいということです。

おそらくビジネスの厳しさを知る一つの方法が、今まではインターンという形だったのかと思います。

しかし、最近はインターンも変わり、より学生受けする楽しいイベントになってしまった感が否めません。そこから、学びを得ることができるよう、各企業が工夫を凝らしインターンを創り上げていて素晴らしいと思います。しかし、学生を集客するための、楽しい要素が先行している気がしてならないのです。

私は学生時代、超一流企業と言われる会社で働く機会を頂いたことがあります。世の中的な評価も素晴らしく高い企業です。出社する当日の朝、本当に嬉しくてたまらなかったことを覚えています。しかし、出社して初めての仕事をもらった時のことのほうが、忘れられません。

出社した私を待っていた仕事とは、コピー機の前に一日中立ち続け、FAXを送り続けるということでした。その仕事を貰った時の残念な気持ちは、今でも覚えています。なぜならそれまでインターンで働いてた時に、こんな誰でもできるような仕事は、したことすらなかったのですから。

もっとクリエイティビティに溢れ、裁量を与えられた仕事を貰えるものとばかり思っていました。

一瞬奈落の底に突き落とされた気分でした。しかし、やるからには、普通の人がFAXを送るよりいかに早く、正確に送れるのか、もっと効率的に送る方法はないのかと考え、始めました。結果、意外に楽しいものでした。さらに、あまりにも速く仕事を終わらせたため、上司から重要な仕事を任されることになります。

また、こういった仕事をしてくれている人がいるから、その他の仕事がうまく回っているのだということにも気付きました。飲食店でバイトをしていた時には、当たり前のことと思っていたことでも、いつの間にか忘れてしまっていたのです。

おそらくここで、「自分のやりたい仕事ではない」と言って腐っていたら、その先に未来は無かったはずです。この時、困難に対して、どう接するかは正しかったと思います。


最後に

この体験から、就活生のみなさんには、「その先に、素晴らしい世界が待っていることを信じて、与えられた環境で全力を尽くすこと。そして、直面する厳しい現実から逃げずに立ち向かうということは大切だ。」ということを伝えたいのです。就活を通して、このビジネスの本質を見抜いて欲しいなと感じます。

毎年、多くの学生の方とお会いしますが、特に優秀だと感じる学生は、就活を楽しみながらも、ビジネスの厳しさを学んでいると感じます。本質を見抜く力を持っているのです。

逆に、就活を失敗する人はどんな人なのか?
ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則』の一節を借りると、『楽観主義者』です。FAXの話であれば、「いつかは、FAXの仕事をやらなくてよくなるのではないか」と考える人です。そういった人は「失望だけが重なっていく」のです。

就活もビジネスも楽しいことだけではないはずです。悩むこともあるし、辛いこともあると思います。しかし、そんな状況下でも、厳しい現実から逃げずに立ち向かって欲しいと感じます。

その先には必ず明るい未来が待っているのですから。

ビジョナリー・カンパニー 2 - 飛躍の法則



なぜ働きますか?

この問いに対して自分なりの答えを、早期に持つ必要があると感じます。就活だけの話だけではなく、それ以上に、将来のビジネスライフから翻って考えても、「なぜ働くのか」ということに対して、自分なりの意味を持った論理的帰結をしておく必要があると思うのです。

ヤン・カールソンは、著書「真実の瞬間」の締めでこのような寓話を使っています。

ある日、一人の旅行者がバルセロナのサグラダ・ファミリアを訪れました。辺りを歩いていると、道端で一人の石工が石を削っています。好奇心旺盛な旅行者は、その石工に声をかけました。

「あなたは、いったい何をしているんですか?」

するとその石工は、迷惑そうな顔をしながら腹立たしげにこう言いました。

「見て分からないのか。このいまいましい石を削っているんだ!邪魔だから、とっとと向こうに行ってくれ。」

旅行者は慌ててその場を離れ、しばらく歩いていると、別の石工が同じように石を削っています。その旅行者は、懲りずに先ほどと同じ質問をしてみた。するとその石工は、晴れやかな顔をして誇らしげにこう答えました。

「よくぞ聞いてくれました。私は今、世界で一番美しい大聖堂の基礎を作っているんですよ!」

この文章を分解してみましょう。私は以下の3つに分けてみました

1.自らの選択によりどう働くかを選択できるということ
2.その選択に対して自らの解釈及び意味付けを行うことができるということ
3.自らの解釈及び意味付けにより、充足も絶望もできるということ


まず、人は良い仕事をすることもできるし、適当に仕事をすることもできます。大聖堂の基礎を適当に作る人も中にはいるでしょうし、エクセレントな仕事をする人もいます。これはその人の選択次第です。そもそも働くのか働かないのかも自らの選択によって決めることができます。

次に、その仕事をする上で、仕事にたいしての自らの解釈や意味付けをすることができます(1と2は逆になる場合もあるかもしれません)。例えば、「自分の人生は全く意味がない。よってこの暇な時間をなんとか埋めないといけない。だから、石を削るために手を動かしているんだ」という人もいるかもしれませんし、「自分の人生は意味のあるものである。この大聖堂が出来上がれば、多くの人達の感動や幸せを見ることができる。その大聖堂は基礎がなければ、成り立たない。今、私はその大聖堂の基礎を作っている」という人もいるかもしれません。

自らの解釈と意味付けによって、「なんのためにやっているんだ」と虚無感に苛まれることもできますし、「偉大な仕事をした」と充足することも可能であるという事です。

さらに、仮説ではありますが、完成した暁の全容を思い描くことが出来てしかもその建設工事の一翼を担っている石工は、ただ目前の岩を見つめてうんざりしている石工より、はるかに生産的だと思います。要するに成果にも直結することであると思います。

充実したビジネスライフを送る上で、働くことを選択したのであれば、解釈や意味付けに対して論理的帰結をしておくことは非常に重要だと思います。

それでは、上記を踏まえた上で、私が考える「働くこと」や「仕事」について書いていきましょう。


仕事の報酬とは何ですか?

まず仕事の報酬に関して触れます。

「仕事の報酬とは何でしょうか?」

例えば「仕事の報酬は、給料や収入だ。」と答える方もいると思います。確かにその通りですし、そうだと思います。

しかし、本当にそれだけなのでしょうか?

最近、私は多くの経営者やその道を極められた方の書籍を読みます。
彼らが「なぜその道を進んでいるのか?報酬は何なのか?」と聞かれた際に、彼らの口から不思議なくらい「給料や収入だ。」とは出てきません。これはあくまで私が知っている範囲なので統計的な話です。

例えばイチローが給料や収入のために、野球をしているなどという記事を読んだことはありません。唯一読んだことがあるのが、「報酬を超える仕事をするのは、プロとして最低限しなければならないことだ」といったことぐらいでしょうか。その他にも、スティーブ・ジョブスの書籍にも給料のために仕事をするといった表現はなかったですし、ドラッカー、アインシュタイン、リンカーン、ダーウィン、エジソン、メイシーもしかり。

「別にこのような偉人になるつもりはない」と思われるかもしれません。しかし、その道を極めた人物として働き方でも学ぶ部分はあるはずです。

では、仕事の報酬が給料や収入以外にあるとすると、それは何なのかということです。

ここからは田坂広志氏の言葉も踏まえて進めていきましょう。

仕事の報酬とは、目に見えない報酬であり、以下の三つに集約されます。

「能力」「仕事」「成長」

「能力」とは、当然仕事をする上でよい仕事を残そうということで、能力が磨かれるでしょう。
「仕事」とは、能力を磨くことで、世の中に対して優れた「仕事」を残すことができるでしょう。
「成長」とは、仕事での困難を仲間と一緒に解決することで、一人の人間として「成長」していくことができるでしょう。

こういった見えない報酬まで考えて仕事ができたのであれば、仕事を楽しむ方法が今以上に広がるのではないでしょうか。

そして、私は世の中に「目的の報酬」「結果の報酬」があると考えています。
収入や給料や地位や名誉というのは、優れた仕事をした結果としてついてくる報酬です。
逆に今挙げた3つの報酬というのは、仕事をする目的としての報酬です。

ここで重要なことは、「目的の報酬」と「結果の報酬」を履き違えてはいけないということなのだと思います。物事には順序があります。目的があり結果があるのです。この原理原則や順序を間違えると、どちらも得られずに終わることになる様な気がしてなりません。

もし、「目的の報酬」というものを得るために仕事ができたのであれば、「仕事」の本当の喜びというのを感じられると思います。そしてその喜びというのが、人生を充実させる大きな要素ではないでしょうか。


得ることだけが仕事なのか?

とはいえ、お伝えした「能力」「仕事」「成長」を得ることが仕事の報酬なのかというと、それだけでもないと感じています。もっと先の世界があると思うのです。私自身、仕事を通じて感じています。

その答えが、次の一文に集約されています。

『掃除道』鍵山 秀三郎

一つ目の幸せは、してもらう幸せです。

二つ目の幸せは、自分でできるようになった幸せです。

三つ目の幸せは、人にしてあげる幸せです。

人がしてほしいことをしてあげれば喜ばれます。そんな人は頼りにされます。人にものを差し上げる、自分の身体と時間を使って何かをして差し上げる、相手の喜びをわが喜びとする。この幸せを大事にしていただきたいのです。


「してあげる幸せ」は三つの幸せの中でも最高の幸せです。


"自分でできるようになる"といった「能力」「仕事」「成長」を報酬として得ることも充実した人生かもしれません。しかし、それ以上に「能力」「仕事」「成長」を誰かのため差し上げる。こういった世界があるということではないでしょうか。


誠意を役立てるため

株式会社ワコールホールディングス代表取締役塚本能交さんは、以下のような言葉を残されています。


人はなぜ仕事をするのかと言えば、

報酬をえるためだけではなく、

自分の誠意を役立てるため。

私は本気でそう思っています。

それをきれいごとだと笑うようなら、

あなたはまだ、あなたの仕事に出会っていない。

本当ですよ。




組織で働くということ

ビジネスをする上で重要なことは、「他者へ貢献」が「自己実現」に繋がることです。似てはいますが、「自己実現」を目的として、結果「他者への貢献」へ繋がるとは違います。特に組織という"チーム"で働くのであればなおさらです。

よく起業家志望の学生さんともお話します。起業家志望が悪いとは思いませんが、そういった方に「自己実現」の結果が「他社への貢献」に繋がると考えている傾向が高いようです。

もし、起業家を目指されるのであれば経営者というチームのリーダーとして、「他者への貢献」という目的を前提として企業を経営してもらいたいなと感じます。

組織やチームにおいて他者に貢献できない人は、周りから協力を得ることはできません。もし、自分が周りからの協力を得る必要がないと考えているのであれば、まさにチームである必要がありません。チームでなく一人でやったほうがいい。個人事業主などやり方はいくらでもあります。

組織・チームというのは、自分の苦手なら分野を得意な人がやってくれることで、自分の得意な分野に対して最大限のパフォーマンスを出し貢献する場所です。一人でできないことを優秀なメンバーとともに力を合わせて偉大な成果を生むのです。

偉大なことをするために、周りの協力が必要だという単純な考え方もあります。しかし、それ以前に他者への貢献を理解できない人に周りが付いていくはずがありません。有能な経営者はこのことを十分に理解していると思います。


『就活の王道』を編集するにあたって

個人的な話ですが、過去に『就活の王道』という書籍を内定者で出版しました。

例えば、「凄い本を自分たちで本を作った」「本を作ったという伯が付いた」「自分たちはこの経験で成長した」といって自己満足していても、自己満足は一切ビジネスにはなりません。この本を多くの人たちが買いたい、読みたいと思ってくれて、初めてビジネスになるということを内定者プロジェクトを通じて知りました。これは非常に貴重な経験だったと思います。

よって自分たちの自己実現の前に、読んでいただく方への貢献が無ければ、到底ビジネスにはならないということです。

上記からも分かるように、採用レベルの高い企業では、即戦力となる人材・プロフェッショナルなビジネスパーソンを求めているため「なぜ働くのか?」「なぜ仕事をするのか?」を必ず聞いてきます。そこで多くの企業が成長意欲が高い人を欲しがるのは確かです。

ただし、その成長意欲があることを前提に、自らに対しての報酬が自分に向いているのか、それとも他者に向いているのかが、我々採用担当者にとって非常に重要なことになるのです。


最後に

今回「なぜ働くのか?」ということに関して書いてきました。

もう一度まとめると、「なぜ仕事をするのか」ということに関して、明確な人と不明確な人ではパフォーマンスに大きな差が生まれます。もし、今自分が持っている能力をいかんなく発揮しながら仕事がしたいと考えるのなら、「なぜ仕事をするのか」についてしっかり考える必要があります。

そして、就活する上でも「なぜ働くのか?」について考えるべき理由があります。
なぜならば誠意を役立てることを前提に、誠意を役立てられるような、誠意を役立てたいと思える会社を選ぶ視点も必要だからです。

「給料」「収入」は使い果たせばなくなってしまいます。

「能力」は技術革新や環境の変化によって価値が失われるかもしれません。

「仕事」はいつの日か物理的なことから存続が難しくなる。または、人々の心から失われてしまう可能性があります。

「成長」は生涯を全うした時に、失ってしまうのかもしれません。

しかし、「誠意を役立てるという人間性」というのは、人が存続し続ける限り、人から人へと存続していくものではないでしょうか。また、そうあって欲しいなと思います。


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人には平等に時間が与えられている

幸せな人生を送るために重要な要素の一つとして、時間というのがあげられます。

私たち人間というのは、限られた時間の中で生きています。よって、何事をするにしても優先順位を決め、何にコミットするのかというのが重要になります。

時間に関してはいろいろな考え方があります。20世紀前半に確立された一般相対性理論によれば重力ポテンシャルが異なる場所では時間の流れる速さは異なる。また一説には、人が感じる主観的な時間の速さは、気分、年齢等により変化する。このように言われてはいますが、今回はその内容には触れません。

単純に、ここでの時間とは、ある周期現象(例えば天体の周期運動、振り子の揺れ、水晶子の振動、電磁波の振動など)の繰り返しの回数を他の現象と比較したものとしましょう。その場合、一日は24時間として世界一般として決まっています。これは全ての人にとって平等です。

もし人生の充実や物事の成功というものに時間の絶対的な量や質が関係しているのならば、いかに優秀な能力を持っていたとしても、時間を使う対象を間違える、または時間を使う対象が拡散してしまうことで、成功から遠ざかってしまう可能性は十分ありえます。

今日は、時間と優先順位について私の大好きな二つの物語を紹介したいと思います。


「時間」という銀行

もし、こんな銀行があったら、あなたはどう利用しますか?

それは、奇妙な銀行です。この銀行にお金を預けても、利子も付きませんし、お金を借りる事も出来ません。しかし、その銀行は、 毎朝あなたの口座へ86,400ドルを振り込んでくれます。口座に振込むと同時に、あなたの財布に全て引き出され、それをあなたは自由に使う事が出来ます。しかし、このお金は「魔法のお金」で、あなたが使い切っても、使いきらなくても、24時間で消えてしまいます。そして、0時になると、また 86,400ドル振込まれます。これが毎日続きます。

あなただったらどうしますか。もちろん、毎日86,400ドル全額を引き出しますよね?この奇妙な銀行を、実は、私達一人一人が持っているんです。

それは「時間」という銀行です。

毎朝、あなたに86,400秒が与えられます。毎晩、あなたが上手く使い切らなかった時間は消されてしまいます。それは、翌日に繰り越されません。それは貸し越しできません。

毎日、あなたの為に新しい口座が開かれます。そして、毎晩、その日の残りは燃やされてしまいます。もし、あなたがその日の預金を全て使い切らなければ、あなたはそれを失ったことになります。過去にさかのぼることはできません。

あなたは今日与えられた預金のなかから今を生きないといけません。だから、与えられた時間に最大限の投資をしましょう。そして、そこから健康、幸せ、成功のために最大の物を引き出しましょう。時計の針は走り続けてます。今日という日に最大限の物を作り出しましょう。

1年の価値を理解するには、落第した学生に聞いてみるといいでしょう。
1ヶ月の価値を理解するには、未熟児を産んだ母親に聞いてみると いいでしょう。
1週間の価値を理解するには、週間新聞の編集者に聞いてみるといいでしょう。
1時間の価値を理解するには、待ち合わせをしている恋人たちに聞いてみるといいでしょう。
1分の価値を理解するには、電車をちょうど乗り過ごした人に聞いてみるといいでしょう。
1秒の価値を理解するには、たった今、事故を避けることができた人に聞いてみるといいでしょう。
10分の1秒の価値を理解するためには、オリンピックで銀メダルに終わってしまった人に聞いてみるといいでしょう。

だから、あなたの持っている一瞬一瞬を大切にしましょう。そして、あなたはその時を誰か特別な人と過ごしているのだから、十分に大切にしましょう。その人は、あなたの時間を使うのに十分ふさわしい人でしょうから。

そして、時は誰も待ってくれないことを覚えましょう。昨日は、もう過ぎ去ってしまいました。明日は、まだわからないのです。

今日は与えられるものです。

だから、英語では今をプレゼント(=present)と言います。


何を詰めますか?

ある大学の哲学の授業でのことです。 

「クイズの時間だ」教授はそう言って、大きな壺を取り出し教壇に置いた。 その壺に、彼は一つ一つ岩を詰めた。壺がいっぱいになるまで岩を詰めて、彼は学生に聞いた。

「この壺は満杯か?」

教室中の学生が「はい」と答えた。

「本当に?」

そう言いながら教授は、教壇の下からバケツいっぱいの砂利をとり出した。 そして砂利を壺の中に流し込み、壺を振りながら、岩と岩の間を砂利で埋めていく。

そしてもう一度聞いた。

「この壺は満杯か?」

学生は答えられない。

一人の生徒が、「多分違うだろう」と答えた。

教授は、「そうだ」と笑い、今度は教壇の陰から砂の入ったバケツを取り出した。 それを岩と砂利の隙間に流し込んだ後、三度目の質問を投げかけた。

「この壺はこれでいっぱいになったか?」

学生は声を揃えて、「いや」と答えた。 教授は水差しを取り出し、壺の縁までなみなみと注いだ。彼は学生に最後の質問を投げかける。

「僕が何を言いたいのかわかるだろうか」

一人の学生が手を挙げた。

「どんなにスケジュールが厳しい時でも、最大限の努力をすれば、いつでも予定を詰め込む事は可能だということです」

「それは違う」と教授は言った。


「重要なポイントはそこにはないんだよ。この例が私達に示してくれる真実は、 大きな岩を先に入れないかぎり、それが入る余地は、その後二度とないという事なんだ」

君たちの人生にとって"大きな岩"とは何だろう、と教授は話し始める。 それは、仕事であったり、志であったり、愛する人であったり、家庭であったり・自分の夢であったり...。 ここで言う"大きな岩"とは、君たちにとって一番大事なものだ。 それを最初に壺の中に入れなさい。さもないと、君達はそれを永遠に失う事になる。

もし君達が小さな砂利や砂や、つまり自分にとって重要性の低いものから自分の壺を満たしていけば、 君達の人生は重要でない「何か」に満たされたものになるだろう。 そして大きな岩、つまり自分にとって一番大事なものに割く時間を失い、その結果それ自体失うだろう。



人生の意義を見つける

私自身、大きな岩の存在を知り、的確に大きな岩を壷に入られたのではと思っています。ビジネスとの出会いは、非常に大きな転換点です。まだまだ私も詰めなければならないものがたくさんあります。そのために、大きな投資やリスクを負わなければならないこともあるでしょう。

就職活動では、どのような"大きな岩"を壷に入れるかを徹底的に考え抜いてみてください。それがビジネスであろうとも、なかろうとも。

本当に大切なものを掴む為に。大切なものを永遠に失わないように。

「人生の意義を見つける」

これが就職活動の本質であり、大きな岩になるのではと私は考えています。



このブログを読み進めるための前提をお話しておきたいと思います。


なぜ『最強就活.com』なのか

『最強就活.com』というタイトルを掲げてはいますが、私自身は就職活動という呼び名に対してあまり肯定的ではありません。そもそもプロフェッショナルなビジネスパーソンにとって、"就職活動"という名を用いて活動することは意味を成さないのではと思うからです。

例えば、勉強が好きな子に対して、宿題は必要なのでしょうか。
仕事が好きな人にノルマは必要なのでしょうか。
愛し合う二人に婚活は必要なのでしょうか。

方向性を指し示すためには重要かも知れませんが、勉強が好きな子にとって勉強は宿題ではない。仕事が好きな人にとって仕事はノルマではない。愛し合う二人にとって結婚は婚活ではない。そして、ビジネスに心酔し、顧客への貢献や成功を願うプロフェッショナルにとって、就職活動という名の下に活動する必要は無いと考えています。

とはいえ、現在の日本社会において組織で働くためには就職活動という制度に沿って、活動することを求められます。株式上場をするために企業が審査を受けるのと同じように。

真にプロフェッショナルを目指す人間が、ビジネスの門を叩く。これが理想的なのかも知れませんが、理想に目を奪われ現実を無視することは、ここでは意味を持ちません。少なくとも組織でビジネスに携わるためには、就職活動はほぼ避けて通れない道である以上、就職活動に触れなければならないのです。

現在の就職活動に対して私の考えがアンチテーゼだとすると、それをアウフヘーベンするものが、この『最強就活.com』だと考えています。


「理想の就活」をする

理想の就活とは「理想の企業に内定をもらうこと」と定義します。理想の企業に内定をもらうとは、「幸せな人生を送れる企業に内定すること」としましょう。

あくまでも単純に入りたい企業に内定することではありません。人気企業だから入るというのも当然違います。

では理想の就活をするためにはどうすればいいのでしょうか?
以下が理想の就活をするためのフローではないかと考えています。

1.自分自身について分析する
2.自分自身を知る
3.夢を見つける
4.夢から逆算する
5.夢(人生目標)を実現するための戦略を立てる
6.今何をすべきか考える
7.(企業で働くという選択をしたのであれば)
8.夢とリンクする企業をイメージする
9.企業について知る
10.自分に合った企業を見つける
11.企業と自分のすり合わせをする
12.企業に対して自分のプロモーションを行う
13.理想の企業に内定をもらう


よって、このフローに沿って『最強就活.com』も進んでいきます。


世界は常に変化している

就職活動とはビジネスの経験が浅い学生にとっては非常に難しい領域であると言えます。
期限が限られ、一度きりのプロジェクトです。加えて外部環境によって突発的に発生する問題と直面し、変化に対応していかなければならないのです。

例えば、就活の途中で人生目標を変えなくてはならないことも起き得ます。「自分中心で地球が回っていたらどんなに楽だろう」と思いたいでしょうが、残念ながら地球は自分中心に回っていません。

優秀だと謳われたリーマンブラザーズの社員も、サブプライム問題を阻止するとはできませんでした。倒産という道を歩むしかなかったのです。

もしかすると、明日、世界経済が崩壊するシナリオが始まり、多くの企業の新卒採用が終了するかもしれません。その状態の中で、いつも通りのやり方が通用するとは限りません。
どんな時代背景や外部環境であっても『変化に対応する』必要があるのです。


変化に対応できる力

『変化に対応できる』とは、考えて行動するという正しい行動パターンを身につけていることを前提として、限られたノウハウ(知識)、時間の中で、最適な方法を選択し続けることです。ここで重要なのは『限られた』という部分です。

1.限られたノウハウ
特に就活は、一つのプロジェクトであり、初めての経験になります。うまく情報収集しなければ、何時何処で何が起こるのかを予測するのが非常に難しい。その上、ノウハウが貯まりづらい領域でもあるのです。多くの就活生にとって、就活は内定をもらって終了という流れになるため、ノウハウを数年にわたって貯め続けることが困難な領域なのです。

2.限られた時間
次に、時間が限られているということです。多くの就活生が夏にインターンを始め、翌年の4月には内定を貰うといった流れが一般的となっています。結果、就活に使える時間というのは一般的に一年弱しかありません。この一年弱という時間を、自分主導だけではなく、企業ありきで活用していかなければならないというのは、非常に大変なことです。

この2つの『限られている』を前提に選択する必要を学生は求められます。いつの時代もそうですが、限られたリソースをうまく活用するというのは大きな競争優位となります。実際に、うまく活用できた学生とうまく活用できない学生の4月時点での能力差(スキル、マインド)というのは驚くほど開きがあるのです。


主体性を持って考え、選択する

『変化に対応する』という話をすると、「自分を捨てて就活をすることなのか」と疑問に思う方が少なからずいらっしゃると思います。

確かに外部環境に合わせて自分を変えなければならないことは事実でしょう。しかし、変えてはいけないこともあるということも知っておいて欲しい。

よく、パクって使ってくださいと言わんばかりの志望動機集や面接解答集、筆記面接対策、マナー対策、業界対策など、最近はいろいろと情報が出回っています。私が就活中の時もそうでしたが、就活が始まると血なまこになって解答集とよばれるものをこぞって漁りだす光景がひろがります。確かにそういった情報を漁るのは簡単です。

そこには一般的に言われている『答え』と呼ばれるものが載っているからです。特に考える必要も迷う必要もない。ましてや、自分の隠したい過去を見つめ直す必要もないのです。

ここから何が言いたいのかというと、情報に流され受け身で選択すると変化に対応して主体的に選択するというのは違います。自分の人生について考え、自らが主体性を持って自分の人生を選択することが非常に重要なのです。

生存充実感、変化、未来性、反響、自己実現、意味と価値といった、人の幸せをつかさどる欲求というのは、自分の人生について考え、主体性を持って選択した人に舞い降りるものです。

限られた環境の中でいかに選択するのかは、人間に与えられた最後の”自由”なのです。


最後に

『最強就活.com』の内容は、前出のフローに加え、マインドとスキルを中心に綴っていきます。

加えてこの就活を機会に、「なぜ生きるのか?」「幸せとは?」「人生の意義と目的とは?」「志とは?」「夢とは?」「仕事とは?」「価値観とは?」といった問いかけに対しての答えも見つけることです。就活だけでなく、少しでの幸せな人生を歩む上でのお役に立てれれば嬉しいです。

もし、興味を持っていただいたのであれば、是非セミナーやOB訪問にお越しください。メッセージも気軽につけてくださいね。

この『最強就活.com』が、みなさんの人生において、少しでも意味のあるもになれれば幸いです。

企業紹介

    HRdirection株式会社

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プロフィール



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    【略歴】
    HRdirection株式会社 代表取締役

    【好きな本】
    ・理性の限界
    ・知的複眼思考法
    ・愛するということ
    ・自由からの逃走
    ・Free
    ・決定力を鍛える―チェス世界王者に学ぶ生き方の秘訣
    ・仕事と幸福、そして人生について
    ・アニマルスピリット
    ・夜と霧
    ・ブラックスワン
    ・最強組織の法則
    ・ビジョナリーカンパニー2
    ・人を動かす
    ・「原因」と「結果」の法則
    ・ローレンツカオスのエッセンス
    ・カシコギ

    【好きな言葉】
    「あなたが無気力に生きた今日は、
    昨日苦しんで亡くなっていた人たちが、
    あれほど生きたいと願った明日」
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