はじめに
少し早いかもしれませんが、2011年度卒就活生のみなさん、はじめまして。
おそらく今の時期に2011年度卒の方でこのブログを読んでいただいているということは、相当、ビジネスに対しての意識が高い方かなと思います。
・ビジネスに興味があり、ビジネスという世界で早く働きたい人。
・外資コンサル、外資金融やマスコミを志望している人。
・2010年度卒の先輩たちの姿を見て危機感を感じた人。
いろいろなタイプの方がいらっしゃると思います。
私自身、大学三年生の4月に就職活動を始めました。当時、この時期に就活を始める人はほとんどいませんでした。しかし、就活を始めていた数少ない三年生は、皆超優秀だったのを覚えています。
昔話はさておき、ここからはマクロな視点でこれからの就職活動についてお話できればと思います。
2011年度の就職活動
それでは、2011年度の就活の話をしましょう。私が思うに、今年の就活は早く始めることがポイントになると考えています。これは例年そうなのですが、今年は特に早く始める人が優位になるでしょう。これからもっと早期化していくはずです。
というのも、昨年アメリカでサブプライム問題が起きてからというもの、世界に不況の波が押し寄せています。2010年度卒の就活生のみなさんにとって、この環境の変化に驚いたのではないでしょうか。2009年度卒と比べると有り得ないほどの速さで外部環境が変化しました。
米エール大学経済学部のロバート・シラー教授はロイターとのインタビューに応え、米国の住宅危機の終結はまだ遠く、住宅価格は2010年以降も下落を続けるとの見通しを示しました。おそらく、今年は益々不況の影響は広がるでしょう。加えて、金融商品取引法、建築基準法、貸金業法などの改正による特定業種への締め付けが不況を加速させているといます。
どの企業も、最悪なシナリオを避けるためにも、来年は今年以上に企業の採用枠というのは減少に向かう方向にあると思います。
就職氷河期の採用状況
1990年1月より株価の暴落が始まり、その後、地価やゴルフ会員権価格等も暴落し、「バブル崩壊」と呼ばれました。翌1991年2月を境に景気が後退する中で、バブル期の大規模な投資によって生じた「3つの過剰」(設備、雇用、債務)が企業業績にとって大きな重しとなり、これらの中でも特に過剰な雇用による人件費を圧縮する為に、企業は軒並み新規採用の抑制を始めました。これによって、1993年から2005年に就職する新卒者の就職活動が非常に厳しいものとなったのです。
では、今回の氷河期再来によって、1990年代と同じような新規採用の抑制が始まるのでしょうか?
実は、「同じ抑制にならない」というのが現状です。あくまでもデータ上ですが、前回の氷河期において企業が長期にわたり採用抑制を行った結果、人員構成がいびつとなり、社内の意思疎通や技術継承に支障を来たす弊害が出た経験があるため、前回ほどの極端な採用抑制には至らないと言われています。
氷河期の採用の実情
よって、中核となる人材の採用を続ける可能性は非常に高いといえます。しかし、企業が出す内定の絶対数が減るといえます。
よって、今までの売り手市場では、とにかく大量に内定を出して確率論で採用するということが行われていましたが、大量に内定を出さずに時間をかけて見極める企業が増えます。例えば、就活生を(マインドやスキルから)アッパー層、ミドル層、ローワー層という風に3段階に分けたとしましょう。
そうすると、多くの企業が、アッパー層の人材獲得に注力します。よって、アッパー層は「不況と言われたがこんなものか」という感じで、景況感に左右されずに就活を終わらせるでしょう。これは例年変わりません。
しかし、今まで内定が出ていたミドル層の内定が極端に減ります。そして、景況感に左右されることもなくローワー層は、なかなか内定が出ないという状態になります。
ここから何を言いたいのかというと、ますます日本の社会同様、ミドル層がなくなり、格差が広がっていくということです。
来年度の企業と就活生の動き
次に、不況時の企業の動きと就活生の動きについても把握しましょう。
まず、企業は採用活動を遅らせる傾向にあります。なぜならば、決算を踏まえたうえで採用人数を決定するため動くに動けないという状況になります。
とはいえ、優秀な学生が早くから就活を始めていることは周知の事実ですから、早く始める企業も結構あります。比率としては、倫理憲章もあるため全体的には遅らせる企業が多いはずです。
翻って就活生は、景気に左右されず毎年アッパー層の就活開始が早くなっています。体感ですが、08年には10月開始、09年には8-9月開始という感じです。おそらく今年は7-8月開始になるのではないでしょうか。このような企業の動きと就活生の動きから、就活生にとっては非常に長い就活期間になるということが言えます。
昔までは1月に就活を始めて4月には内定だったのが、今では半年以上、就活することになります。さらに、上記の影響から企業は学生を採用するために時間をかけられます。よって、生半可な対策や上辺だけの言葉では、まず乗り切れないということです。
ポジティブに考えれば、それだけ企業は真剣に向き合いますし、就活生にとっても準備するための時間が与えられているため、しっかりと準備ができるということです。
2010年企業と就活生の動きの実情
実際、2010年度の採用で何が起こっていたかというと、ここ数年主流になっている採用の早期化の流れや、「100年に一度の不況」といったマスメディアの報道等で、学生の就職への不安が高まりました。
一方で、企業の動きは学生とは対照的なものになりました。刻一刻と悪化する経済状況の中、多くの企業は10月以降の採用広報活動開始時期を過ぎても、採用人数や採用方法を決めかねていたのです。
そして、学生は努力する方向性が不鮮明なまま、「内定取得」の意識が高まり、その結果、1社でも多く会社説明会に参加するために、自宅に引きこもって必死にエントリーシートを書いていたという状態です。しかし、企業側は採用スケジュールを決められない。また、予定人数が減少する傾向にあったため、学生はなかなか会社説明会に進むことが出来ませんでした。その結果、冬場に企業と接触を持つ場をあまり得られなかった学生は、相場感も掴めず、企業研究も自己分析も曖昧なまま、本格的な就職活動に臨まなくてはならなくなったのです。
結果、選考に臨んだ全ての企業に完敗という学生が続出したのです。
2011年度卒就活生の戦略
上記のことから、自分に合った会社に入るためには、本格的な採用が始まるまでの時間で企業の採用ニーズを満たすアッパー層に成長していることが重要になります。
それでは、真の実力を兼ね備えたアッパー層になるためには、何が重要なのかということです。
それは『早く始める。今すぐ本気で就活を始める。』ということです。
なぜなら就活は一度きりであり、OB訪問、セミナー、エントリーシート、筆記テスト、面接、といったイベントは行われる時期が限られています。よって、同じタスクが何度も繰り返し起こる可能性が少ない。よって、ノウハウが非常に溜まりづらい。そして、時期を逸してしまうと、機会が完全に閉ざされるということがあります。さらに、内定するためにはその企業への決意や覚悟が求められる。または、内定後の拘束が強化される可能性があるため、しっかりと企業を理解し考える時間が必要になります。
結果、就活アッパー層を目指すためには、「自己分析」「ビジネス思考インストール」「就活ノウハウの積み上げ」「企業分析」といった時間がかかるタスクをしっかり出来ているかがハブになるため、必然として時間がかかるのです。すなわち、4月の最終面接に着地点を合わせなければならないため、早く始めることが就活を成功させる上で一つの大きなポイントになるということです。
最後に
それでは最初の「今年の就活は早く始めることがポイントになる」という部分に戻りましょう。今日、偶然にもこの記事を読んで頂いた2011年卒就活生の皆さんには、早めに就職活動を始めることをオススメします。毎年就職活動の早期化に関して賛否両論巻き起こりますが、私は早期化賛成です。というより、いつからいつまでといった期間を区切るのに大反対です。
決意を決めた、覚悟を決めた瞬間に始めるべきです。高校生でも大学一年生でもいいと思うのです。
であるならば、早く決意を決めることができる、覚悟を決めることができるのも才能です。この記事を書いているのは4月ですが、この記事を4月以降に読んだ就活生のみなさん、今この瞬間からでも始めることが重要です。
とはいっても、今の時期何をすればいいのか分からないというのが本音だと思います。
そこで、もし役に立つのであれば今後とも『最強就活.com』を活用していただければ幸いです。
みなさんの就活が成功することを心から祈っております。
就活の悩みや裏技を教えて欲しいなど、気軽に質問してくださいね。⇒lr.kumagai@gmail.com
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少し早いかもしれませんが、2011年度卒就活生のみなさん、はじめまして。
おそらく今の時期に2011年度卒の方でこのブログを読んでいただいているということは、相当、ビジネスに対しての意識が高い方かなと思います。
・ビジネスに興味があり、ビジネスという世界で早く働きたい人。
・外資コンサル、外資金融やマスコミを志望している人。
・2010年度卒の先輩たちの姿を見て危機感を感じた人。
いろいろなタイプの方がいらっしゃると思います。
私自身、大学三年生の4月に就職活動を始めました。当時、この時期に就活を始める人はほとんどいませんでした。しかし、就活を始めていた数少ない三年生は、皆超優秀だったのを覚えています。
昔話はさておき、ここからはマクロな視点でこれからの就職活動についてお話できればと思います。
2011年度の就職活動
それでは、2011年度の就活の話をしましょう。私が思うに、今年の就活は早く始めることがポイントになると考えています。これは例年そうなのですが、今年は特に早く始める人が優位になるでしょう。これからもっと早期化していくはずです。
というのも、昨年アメリカでサブプライム問題が起きてからというもの、世界に不況の波が押し寄せています。2010年度卒の就活生のみなさんにとって、この環境の変化に驚いたのではないでしょうか。2009年度卒と比べると有り得ないほどの速さで外部環境が変化しました。
米エール大学経済学部のロバート・シラー教授はロイターとのインタビューに応え、米国の住宅危機の終結はまだ遠く、住宅価格は2010年以降も下落を続けるとの見通しを示しました。おそらく、今年は益々不況の影響は広がるでしょう。加えて、金融商品取引法、建築基準法、貸金業法などの改正による特定業種への締め付けが不況を加速させているといます。
どの企業も、最悪なシナリオを避けるためにも、来年は今年以上に企業の採用枠というのは減少に向かう方向にあると思います。
就職氷河期の採用状況
1990年1月より株価の暴落が始まり、その後、地価やゴルフ会員権価格等も暴落し、「バブル崩壊」と呼ばれました。翌1991年2月を境に景気が後退する中で、バブル期の大規模な投資によって生じた「3つの過剰」(設備、雇用、債務)が企業業績にとって大きな重しとなり、これらの中でも特に過剰な雇用による人件費を圧縮する為に、企業は軒並み新規採用の抑制を始めました。これによって、1993年から2005年に就職する新卒者の就職活動が非常に厳しいものとなったのです。
では、今回の氷河期再来によって、1990年代と同じような新規採用の抑制が始まるのでしょうか?
実は、「同じ抑制にならない」というのが現状です。あくまでもデータ上ですが、前回の氷河期において企業が長期にわたり採用抑制を行った結果、人員構成がいびつとなり、社内の意思疎通や技術継承に支障を来たす弊害が出た経験があるため、前回ほどの極端な採用抑制には至らないと言われています。
氷河期の採用の実情
よって、中核となる人材の採用を続ける可能性は非常に高いといえます。しかし、企業が出す内定の絶対数が減るといえます。
よって、今までの売り手市場では、とにかく大量に内定を出して確率論で採用するということが行われていましたが、大量に内定を出さずに時間をかけて見極める企業が増えます。例えば、就活生を(マインドやスキルから)アッパー層、ミドル層、ローワー層という風に3段階に分けたとしましょう。
そうすると、多くの企業が、アッパー層の人材獲得に注力します。よって、アッパー層は「不況と言われたがこんなものか」という感じで、景況感に左右されずに就活を終わらせるでしょう。これは例年変わりません。
しかし、今まで内定が出ていたミドル層の内定が極端に減ります。そして、景況感に左右されることもなくローワー層は、なかなか内定が出ないという状態になります。
ここから何を言いたいのかというと、ますます日本の社会同様、ミドル層がなくなり、格差が広がっていくということです。
来年度の企業と就活生の動き
次に、不況時の企業の動きと就活生の動きについても把握しましょう。
まず、企業は採用活動を遅らせる傾向にあります。なぜならば、決算を踏まえたうえで採用人数を決定するため動くに動けないという状況になります。
とはいえ、優秀な学生が早くから就活を始めていることは周知の事実ですから、早く始める企業も結構あります。比率としては、倫理憲章もあるため全体的には遅らせる企業が多いはずです。
翻って就活生は、景気に左右されず毎年アッパー層の就活開始が早くなっています。体感ですが、08年には10月開始、09年には8-9月開始という感じです。おそらく今年は7-8月開始になるのではないでしょうか。このような企業の動きと就活生の動きから、就活生にとっては非常に長い就活期間になるということが言えます。
昔までは1月に就活を始めて4月には内定だったのが、今では半年以上、就活することになります。さらに、上記の影響から企業は学生を採用するために時間をかけられます。よって、生半可な対策や上辺だけの言葉では、まず乗り切れないということです。
ポジティブに考えれば、それだけ企業は真剣に向き合いますし、就活生にとっても準備するための時間が与えられているため、しっかりと準備ができるということです。
2010年企業と就活生の動きの実情
実際、2010年度の採用で何が起こっていたかというと、ここ数年主流になっている採用の早期化の流れや、「100年に一度の不況」といったマスメディアの報道等で、学生の就職への不安が高まりました。
一方で、企業の動きは学生とは対照的なものになりました。刻一刻と悪化する経済状況の中、多くの企業は10月以降の採用広報活動開始時期を過ぎても、採用人数や採用方法を決めかねていたのです。
そして、学生は努力する方向性が不鮮明なまま、「内定取得」の意識が高まり、その結果、1社でも多く会社説明会に参加するために、自宅に引きこもって必死にエントリーシートを書いていたという状態です。しかし、企業側は採用スケジュールを決められない。また、予定人数が減少する傾向にあったため、学生はなかなか会社説明会に進むことが出来ませんでした。その結果、冬場に企業と接触を持つ場をあまり得られなかった学生は、相場感も掴めず、企業研究も自己分析も曖昧なまま、本格的な就職活動に臨まなくてはならなくなったのです。
結果、選考に臨んだ全ての企業に完敗という学生が続出したのです。
2011年度卒就活生の戦略
上記のことから、自分に合った会社に入るためには、本格的な採用が始まるまでの時間で企業の採用ニーズを満たすアッパー層に成長していることが重要になります。
それでは、真の実力を兼ね備えたアッパー層になるためには、何が重要なのかということです。
それは『早く始める。今すぐ本気で就活を始める。』ということです。
なぜなら就活は一度きりであり、OB訪問、セミナー、エントリーシート、筆記テスト、面接、といったイベントは行われる時期が限られています。よって、同じタスクが何度も繰り返し起こる可能性が少ない。よって、ノウハウが非常に溜まりづらい。そして、時期を逸してしまうと、機会が完全に閉ざされるということがあります。さらに、内定するためにはその企業への決意や覚悟が求められる。または、内定後の拘束が強化される可能性があるため、しっかりと企業を理解し考える時間が必要になります。
結果、就活アッパー層を目指すためには、「自己分析」「ビジネス思考インストール」「就活ノウハウの積み上げ」「企業分析」といった時間がかかるタスクをしっかり出来ているかがハブになるため、必然として時間がかかるのです。すなわち、4月の最終面接に着地点を合わせなければならないため、早く始めることが就活を成功させる上で一つの大きなポイントになるということです。
最後に
それでは最初の「今年の就活は早く始めることがポイントになる」という部分に戻りましょう。今日、偶然にもこの記事を読んで頂いた2011年卒就活生の皆さんには、早めに就職活動を始めることをオススメします。毎年就職活動の早期化に関して賛否両論巻き起こりますが、私は早期化賛成です。というより、いつからいつまでといった期間を区切るのに大反対です。
決意を決めた、覚悟を決めた瞬間に始めるべきです。高校生でも大学一年生でもいいと思うのです。
であるならば、早く決意を決めることができる、覚悟を決めることができるのも才能です。この記事を書いているのは4月ですが、この記事を4月以降に読んだ就活生のみなさん、今この瞬間からでも始めることが重要です。
機会が人を見捨てるよりも、人が機会を見捨てるほうが多い。
とはいっても、今の時期何をすればいいのか分からないというのが本音だと思います。
そこで、もし役に立つのであれば今後とも『最強就活.com』を活用していただければ幸いです。
みなさんの就活が成功することを心から祈っております。
就活の悩みや裏技を教えて欲しいなど、気軽に質問してくださいね。⇒lr.kumagai@gmail.com
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全く同感です。買い手市場でも売り手市場でも、自分にできることを最大限しっかりやることが大切ですよね。景気は循環するものですからね。むしろ買い手市場という、「しっかりやらないと!」と追い込まれる環境の中で就活したほうが後々景気が好転したときに絶対に生きると思います。
2011年卒業見込みの大学3年です。就職しようかと考えています。いろいろと参考になります☆
これからも更新楽しみにしています♪
2011年卒業見込み、今年から就職活動を本格的に始めた
大学3年です。非常に勉強になります。これからも頑張ってください!!