自分の結論を説明する際、MECEだけでは足りません。原因や解決策を具体化したり、MECEで細分化、グルーピングされた内容を組み合わせることで相手に適切に伝える技術があります。それがロジックツリーです。これもMECE 同様に経営コンサルティングのマッキンゼー社で使われています。
結論と根拠、結論と方法のつながりを理解してもらうには、「SO WHAT?/WHY SO?」の関係を、結論と根拠、結論と方法の要素間に構築していくことになります。
◎原因を追究するロジックツリー
根本の原因を突き詰めるには、「WHY?」で掘り下げていくことになります。この原因追求のレベルが低ければ、相手にとって単なるスローガンにしかならず解決策とは呼べなくなるということです。
◎解決策具体化のロジックツリー
解決策を具体化するためには、「SO HOW?」で掘り下げていくことになります。そして、深められた具体策がロジックの糸でつながれている限り、実行すれば相手が理解できる問題解決に結びつくということです。
◎各レイヤーができるだけMECEかどうか?
ツリーが右側に行くにつれて一階層、二階層・・・とした場合、一階層、二階層目まではしっかりMECEになっているかどうか確認します。三階層、四階層目はできるだけMECEになっているか確認します。
◎ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか?
左側が明確な原因、解決策であり、それに対する適切な原因、解決策になっているか確認します。
◎因果関係で主題課題にリンクしているか?
具体的な原因や解決策がロジックの因果関係で主題課題にリンクしているかどうか確認します。
行き当たりばったりでも問題解決ができないことはありません。しかし、チームで仕事をしたり、クライアントにソリューションを提供する場合、問題解決のやり方を共有できなければ評価に値しないということになります。
◎フレームワークが適用できない場合や独自の問題解決を必要とする場合。
ロジックツリーを作ることで既存のフレームワークでグルーピングできなかったものを、グルーピングすることが可能になります。また、ラテラルシンキングのさわりでも必要だと考えられます。
◎解決策の的を外すと、余分な時間と資源を使うことになり、非効率になる。
解決策を考える際に、原因を追究するすることになります。多くの原因が考えられるのにも関わらず、広さや深さを押さえずに単なる思いつきだけで行動すると的はずれの問題解決になってしまいます。
メンデレーエフはロシアの化学者であり、元素の周期律表を作成したことでよく知られています。一説には、当時メンデレーエフは周期律表というロジックツリーを作り、空白になった発見されていない欄に新しい元素を予言しました。後にそれらが発見され、さらに新たな枠組みに書き換えられては新しい元素が発見され、現在の周期表が完成されたと言われています。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

ロジックツリーとは?
ロジックツリーでは、主要課題の原因や解決策をMECEで捉え、ツリー状に論理的に分解・整理する方法になります。ロジックツリーの種類
◎抜け漏れをなくすロジックツリー結論と根拠、結論と方法のつながりを理解してもらうには、「SO WHAT?/WHY SO?」の関係を、結論と根拠、結論と方法の要素間に構築していくことになります。
◎原因を追究するロジックツリー
根本の原因を突き詰めるには、「WHY?」で掘り下げていくことになります。この原因追求のレベルが低ければ、相手にとって単なるスローガンにしかならず解決策とは呼べなくなるということです。
◎解決策具体化のロジックツリー
解決策を具体化するためには、「SO HOW?」で掘り下げていくことになります。そして、深められた具体策がロジックの糸でつながれている限り、実行すれば相手が理解できる問題解決に結びつくということです。
ロジックツリーの作り方チェックポイント
◎各レイヤーができるだけMECEかどうか?
ツリーが右側に行くにつれて一階層、二階層・・・とした場合、一階層、二階層目まではしっかりMECEになっているかどうか確認します。三階層、四階層目はできるだけMECEになっているか確認します。
◎ツリーの右側が具体的な原因や解決策になっているか?
左側が明確な原因、解決策であり、それに対する適切な原因、解決策になっているか確認します。
◎因果関係で主題課題にリンクしているか?
具体的な原因や解決策がロジックの因果関係で主題課題にリンクしているかどうか確認します。
ロジックツリーの用途
就活では、エントリーシートの内容が論理だ立てて書かれているか確認することができます。また、インターンシップでの問題解決系の題材に対する原因解明にも役立つでしょう。グループディスカッションでの解決策の具体化も然りです。なぜロジックツリーが必要なのか?
◎自分の考えを的確に相手に伝える必要がある。行き当たりばったりでも問題解決ができないことはありません。しかし、チームで仕事をしたり、クライアントにソリューションを提供する場合、問題解決のやり方を共有できなければ評価に値しないということになります。
◎フレームワークが適用できない場合や独自の問題解決を必要とする場合。
ロジックツリーを作ることで既存のフレームワークでグルーピングできなかったものを、グルーピングすることが可能になります。また、ラテラルシンキングのさわりでも必要だと考えられます。
◎解決策の的を外すと、余分な時間と資源を使うことになり、非効率になる。
解決策を考える際に、原因を追究するすることになります。多くの原因が考えられるのにも関わらず、広さや深さを押さえずに単なる思いつきだけで行動すると的はずれの問題解決になってしまいます。
ロジックツリーのこぼれ話
ドミトリ・メンデレーエフという化学者がいます。メンデレーエフはロシアの化学者であり、元素の周期律表を作成したことでよく知られています。一説には、当時メンデレーエフは周期律表というロジックツリーを作り、空白になった発見されていない欄に新しい元素を予言しました。後にそれらが発見され、さらに新たな枠組みに書き換えられては新しい元素が発見され、現在の周期表が完成されたと言われています。
ロジックツリーを学ぶためのオススメ書籍



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渋谷ではたらく社長に憧れる学生さんへ
コメントありがとうございます!少しでも役に立てたのであればうれしいです。ロジカルシンキング力は就活でもビジネスでも必須の能力になるので、是非早い段階で身につけてみてくださいね。
参考になるお話ありがとうございます。
ロジカルシンキングできるように、頑張りたいとおもいます。
次の更新も楽しみにしています。