自分の結論を説明する際、相手に自分の結論を自然に理解してもらうために、話に大きな重複や漏れがないようチェックする技術があります。それがMECE(ミッシー)です。この呼称は経営コンサルティングのマッキンゼー社で使われています。
Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
全体集合を漏れも重なりもない部分に分けて考える、集合の概念になります。「モレなくダブリなく」と簡単に訳されます。
より簡単に説明するとするならば、じゃんけんの出し手がまさにMECEです。
じゃんけんの出し手は「グー」「チョキ」「パー」の3種類です。この3種類以外にじゃんけんの出し手はありません。これが「モレなく」です。そしてこの3種類の中間となる様な出し手はありません。例えば、「グーのようなチョキ」はありません。これが「ダブりなく」です。よって、じゃんけんの出し手はMECEといえます。
逆にMECEと言えない場合は、どういう状態なのでしょうか。
例えば、学生という全体集合を、「大学生」と「専門学校生」に分類したとしましょう。そうした場合、大学生の中には法律専門学校や会計専門学校に行っている人もいるため、以下の図のようになります。これではMECEとは言えないということです。

例えば、年齢、性別、地域など、完全に要素分解できる切り口になります。
◎漏れや重複が絶対にないとは証明できないが、これだけ押さえておけば大きな重なりや欠落はないとみなせるタイプ
例えば、3C、4P、組織の7S、など、大きな重複・漏れはない、という約束事になっている切り口のことです。こういったロジカルシンキングにおける MECEの切り口は、「テンプレート」的に使うことができる決まり文句のようなものがあります。それがフレームワークなのです。
例えば就活では、ケース面接やグループディスカッションでの、「新商品をきかくしなさい」などのお題が出た場合に使用できます。また、インターンシップにおいてグループで活動をする場合、プロジェクトマネジメントでWBSを策定する際にも使えるでしょう。
よって、様々な切り口をもってMECEにすることで、様々な視点で事象が見えるようになり、問題を特定したり解決したりするのに役に立ちます。なにより、ロジカルシンキングにおいて、非常に重要な技術になるということです。
◎問題解決する際、解決法にモレがあると、解決までたどり着けない場合がある。
ビジネスを行ううえで、秩序立てて問題を解決をすることは非常に重要です。例えるならば、理系の研究で実験をする際に、しっかりと順序だてて進めていかないと、正確な値が出ないのと同じレベルで考えてよいのではないでしょうか。
◎問題解決する際、解決法にダブリがあると、同じような解決法を再度試みることにより非効率になる。
ダブりがある場合、何が悪かったのかの定量分析ができないといったこともあります。また同じことを何度もやるのは非常に非効率です。
ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル (Best solution)

問題解決プロフェッショナル「思考と技術」

考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則


MECEとは?
ある事柄や概念を、重なりなく、しかも全体として漏れのない部分の集まりで捉えることです。Mutually Exclusive and Collectively Exhaustive
全体集合を漏れも重なりもない部分に分けて考える、集合の概念になります。「モレなくダブリなく」と簡単に訳されます。
より簡単に説明するとするならば、じゃんけんの出し手がまさにMECEです。
じゃんけんの出し手は「グー」「チョキ」「パー」の3種類です。この3種類以外にじゃんけんの出し手はありません。これが「モレなく」です。そしてこの3種類の中間となる様な出し手はありません。例えば、「グーのようなチョキ」はありません。これが「ダブりなく」です。よって、じゃんけんの出し手はMECEといえます。

例えば、学生という全体集合を、「大学生」と「専門学校生」に分類したとしましょう。そうした場合、大学生の中には法律専門学校や会計専門学校に行っている人もいるため、以下の図のようになります。これではMECEとは言えないということです。

MECEの種類
◎全体集合を完全に要素分解できるタイプ例えば、年齢、性別、地域など、完全に要素分解できる切り口になります。
◎漏れや重複が絶対にないとは証明できないが、これだけ押さえておけば大きな重なりや欠落はないとみなせるタイプ
例えば、3C、4P、組織の7S、など、大きな重複・漏れはない、という約束事になっている切り口のことです。こういったロジカルシンキングにおける MECEの切り口は、「テンプレート」的に使うことができる決まり文句のようなものがあります。それがフレームワークなのです。
MECEの用途
プロジェクトに関連する要素の抜き出しや、WBSの策定、商品の企画や、各種調査項目・対象の選定など、網羅性が求められる(要因・アイデアを漏れなく挙げつくしたい)場面でもMECEの考え方が使用されます。例えば就活では、ケース面接やグループディスカッションでの、「新商品をきかくしなさい」などのお題が出た場合に使用できます。また、インターンシップにおいてグループで活動をする場合、プロジェクトマネジメントでWBSを策定する際にも使えるでしょう。
よって、様々な切り口をもってMECEにすることで、様々な視点で事象が見えるようになり、問題を特定したり解決したりするのに役に立ちます。なにより、ロジカルシンキングにおいて、非常に重要な技術になるということです。
なぜMECEが必要なのか?
理由を二つ挙げましょう。◎問題解決する際、解決法にモレがあると、解決までたどり着けない場合がある。
ビジネスを行ううえで、秩序立てて問題を解決をすることは非常に重要です。例えるならば、理系の研究で実験をする際に、しっかりと順序だてて進めていかないと、正確な値が出ないのと同じレベルで考えてよいのではないでしょうか。
◎問題解決する際、解決法にダブリがあると、同じような解決法を再度試みることにより非効率になる。
ダブりがある場合、何が悪かったのかの定量分析ができないといったこともあります。また同じことを何度もやるのは非常に非効率です。
MECEを学ぶためのオススメ書籍



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